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city scope についての説明

Google 社 の姉妹企業である Sidewalks Lab 主導のカナダトロント市の水辺開発中止のニュースは、スマートシティ関連技術を推し進めようとしている各都市へ大きな動揺を生んだ。その中止の要因の中に構想初期段階から周辺住民への説明が不十分であったことが指摘されており、革新的な技術であっても導入の際の合意形成が重要であることに変わりはない。

こうしたスマートシティ関連技術展開や周辺に大きな影響を与える都市開発に対して、住人を含めたステークホルダー間での合意形成を支援するプラットフォームとして City Scope は 2013 年より開発されている。

CityScope は誰でも使えるレゴブロックを使いながら、住人は机を囲んで開発による影響を予測するシミュレーションの結果をリアルタイムで議論し、まちづくりの方針決定に参画することができる。これまでに難民受け入れ時の仮設住宅アロケーションやコンペ案の定量的比較検討に使う試みが行われてきた。このほかにも開発によって周りのアメニティ(保育園やバー・カフェ)のバランスを他都市と比較したり、自動運転技術導入や 鉄道延伸による周辺の渋滞量を知ることができる。また、集まらずともウェブを通して参加できるバージョンも開発されている。

ソフトウェアは全てオープンソースという形で公開され、プログラム開発に誰でも参加可能でありながら、計算方法の透明性を持たせている。

MIT Media Lab City Science Group Research Assistant Yasushi Sakai

MIT メディアラボ シティ・サイエンスグループ リサーチアシスタント酒井 康史

2013 年より、MIT で開発されている CityScope は広く親しまれるレゴブロックを使いながら、都市の開発による影響を予測するシミュレーションの結果をリアルタイムで議論し、まちづくりの方針決定に参画することができる。

Date: 2021-07-29 15:02

Author: Yasushi Sakai

Created: 2021-09-01 Wed 16:54