義務教育が終ったからといって“ノートを取る”事をやめてはいけない。ノートを取らなくなったら、それは学習の放棄であり、思考的死である。いかに思考の断片を管理するかは今なお最も重要なスキルである。

メモに関するメモ:

Emacs Org-mode

をつかっている。 emacs は昔から存在するテキストエディタで、org-mode はその追加機能、アドオン、エクステンション的なものである。最近は Markdown が流行っているが、(簡単で少ない規則で、見出しや箇条書きといった文章の構造を表記するもの。マークアップ言語と言う。) org はその規則を増やし、emacs/org-mode がその解釈を応じた機能を提供している。.md 同様書いた物はテキストファイルなので、emacs 以外1でも読む/書く事ができる。2

org-mode の為だけに、emacs を使っている(プログラミングはNeovim)。Emacs、org-mode の習得に時間と労力がかかるのは否定しないが、大変満足している3。Markdown を凌駕する。emacs と org-mode の設定は、Doom Emacs config であつかっている、親切ではない。

メモのネットワークの管理

org-roam という、 org モードのエクステンションを使う事で、org 形式で書かれたメモ同士のつながり(リンクを貼ると相互リンクを貼ってくれる) を管理出来る。これによりメモ(思考の断片)のネットワークが構築される。梅棹忠夫の『知的生産の技術』や外山滋比古の『思考の整理学』に通じるものがあり、second brain と言ったりする。

まとまったものを書く場合にメモの蓄積を再編集する事が出来る。

できる事

org-mode によって何が可能になるか。この emacs 上で、一度 org で書けば、以下に書き出す事ができる。

  1. エクスポート
    1. スタティックジェネレータとしてブログ (yasushisakai.com)
    2. 論文 (latex -> pdf) 数式や参考文献も管理が可能。
    3. プレゼン
  2. アジェンダ管理各項目に期日と状態(TODO/CANCEL/PENDING…)を保存し、一覧性を高めたものがorg-agenda
  3. 文芸的プログラミングいまでこそ jupyter が主流だが、org メモの中で、プログラムを併記・実行しながら書く事ができる。
  4. 設定ファイル管理
    • エディタやその他ソフトの設定を書き留めておく
  5. その他請求書や契約書

iPad による手書きメモ

知識の体系化と整理が重要と考えるので、上の emacs でまとめる方を優先させるが、補完的につかう。

  1. 考えるスピードを意識的に落す必要がある時
  2. ダイアグラムや図画が必要となった時
  3. 論文 PDF の斜め読み

Footnotes:

1

windows の「メモ帳」でも良い。簡単に書いているが、このあたりまえが出来ないソフトやサービスは沢山ある。dropbox で開けない。mac の quickview? でも開けない。セキュリティ的な懸念があるのだろうが、mime-type を尊重して欲しい。

2

この一点において、Evernote, Notion, One Note 等を凌駕すると思う。Notion の書き出しがどれだけひどいか。

3

普及していないので、他人と協働する時は大変である。

Date: 2022-08-16 Tue 14:02