De(s)cent

概要

古代ギリシャで都市という*テクノロジー*が人間によって発明され人々が取り入れる中時を同じくして発明されたのは民主主義という合議システムである。人口増加によって、ハードウェアとして土地を機能ごとに整理するニーズに対して、ソフトウェアとしては、集団で同じ場所に住むための決め事を執り仕切る、コラボレーションの仕組みが必要だったという見方ができる。1

2500年早送りして、少子高齢化・人口減少社会は現行の方法論として我々が採用している資本主義の前提である「終わりなき成長」の是非を私たちに問いている。(日本国民の)人口減少を現象としてとらえ、そこからの介入はA.Iであれ、移民政策であれ、基本的に他者の導入が関わってくる。さらに複雑化するであろうこうした集団での意思決定に対して、現行のシステムをアップデートする方法を模索してみたい。失意に溢れた終末論に溺れるわけでもなく、中央を卑下して過激な革命を宣言するでもなく、あるいは技術にすがりメカニカルに克服する方法でもなく、トップダウン(Descent)と寄り添う「感じのいい」(Decent)脱中心論(Decentralization)を標榜する。

都市は一つのシステムであり、都市をもってひとつのコンピュータと捉えることもできるだろう。この視点に立った時に、昨今の注目を集めているデータサイエンスを基軸したデータ・オリエンテッド・プラニングが実際の都市とその計画手法にどのようにリリースされうるかを考えるべきである。

具体的には二つのフォーカスポイントを設定する。

  • 計画論と現代の創作活動の橋渡しとしての分散バージョン管理システム

  • 集団的合意形成のシステムとしてのリキッドデモクラシーとマイクロカレンシー

Interview Series

各所での議論と平行して、識者とのインタビューを通じて、上記の理解を深めて行きたい。

Reference

  1. テクニウム - ケビン・ケリー
  2. 権力の空間、空間の権力 - 山本理顕
  3. アーバン・コンピューター - 松川昌平

  1. 山本は社会哲学者のハンナ・アーレントの古代ギリシャの年に関する論考を参照しながら、最初期の都市の中で壁というハードウェアがそのまま法律(ソフトウェア)として使われていた事を指摘している。 [return]