山形さん

  • ベルナール・チュミ『建築と断絶』鹿島出版会 1996年

  • ケン・スミス『誰も教えてくれない聖書の読み方』晶文社 2001年2月

  • ローレンス・レッシグ『CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー』翔泳社 2001

年(柏木亮二共訳)

  • レッシグ 『コモンズ The Future of Ideas ネット上の所有権強化は技術革新を殺す』

2002年11月

  • スティーブン・ウェバー『オープンソースの成功 政治学者が分析するコミュニティの可

能性』毎日コミュニケーションズ 2007年2月 (守岡桜共訳)

  • 『フランク・ロイド・ライトの現代建築講義』白水社 2009年12月

  • レッシグ『Remix: ハイブリッド経済で栄える文化と商業のあり方』翔泳社 2010年2月

  • ジェイン・ジェイコブス『アメリカ大都市の死と生』鹿島出版会 2011年4月

  • ブルース・シュナイアー『信頼と裏切りの社会』NTT出版 2013

  • エベネザー・ハワード『新訳 明日の田園都市』鹿島出版会 2016

  • カル・ラウスティアラ, クリストファー・スプリグマン『パクリ経済 コピーはイノベーションを刺激する』森本正史共訳 みすず書房 2015

趣旨説明と自己紹介

本日はお時間どうもありがとうございました。自分はメディアラボの博士課程で都市計画 とテクノロジーの関係について勉強しています。分野で行ったら、集団的合意形成・集 合知・git・ブロックチェーンなどが興味の対象となっています。今回一時帰国に際して、 博論の概念構築のため、僕が畏敬の念を抱いている方々(魔物)とのお時間をいただきな がら考え方をどこまで広げられるかを思考しています。

今日はいきなり、プログラムの話からします。僕のこの5年間で一番好きなプログラムは ダントツでgitで、今ではマゾ言語の(安全でGCがない)rustでそれをああでもない、こ うでもないと実装し直すのが趣味になっています。

元々の日本の学部で専攻した建築・都市とはだいぶ離れました。じゃあこれで、面白いと思っているソフトウェアエ ンジニアリングと建築とか都市ではどんな事が言えるかそこが話の要点になります。

MITに留学したいと決めたブロジェクトがありまして、これは五年前に作ったブラウザ上 で動作する3d version control systemで、建築設計のプロセスとしてソフトウェア工学 的な手法が通用しないかと考えたものです。暗黙的にはすでにブリコラージュ的な方法は あり得るかということです。建築や都市計画の提案・政策提言が集団的にリミックス可能 な状態になっている、世界です。なかなか業界の規範はついてきていないのですが…。

翻訳・評論家の職能として

山形さんは以前のやりとりで、翻訳業は機械に置き換わるとおっしゃいました、ですが、 少し疑問なのがメカニカルにそういったことができるけれど、山形さんのように多数翻訳 されているとそれぞれの原作者の言説をライブラリ化してその上でご自身の中での論理構 築が行われると思うのです。そう言った側面も山形さんというコンピュータの大事な側面 かと思うのですが、そこも置き換わってしまうとおもいますか?

ご自身のwebsiteに翻訳や評論も含めて、乗せておありです。編集者の方とも話していた だく機会の中で、やっぱり物理的な本が、「他人の家に物理的に本が場所を占有している」 状態はメディアとして違うという話しもありますが、(翻訳も一つのバージョンであると して)パッチを当てていってインクメンタルにその際変更を記録していく(増版でも行わ れますよね)がもっと自由になっている状態が見えたりしますか?

スマートシティ?について

MITで都市計画をしているというと、十中八九スマートシティですかと聞かれます。それ はそれでただしいいのですが、研究者倫理として、何を持ってスマートとするかの仮説が 必要に思います。私個人としては、先ほど申し上げた、都市計画を集団的に考える状態、 日本語のまちづくりという単語もありますが、要は集団的合議がうまくやれていることが 個別具体的な自動運転やドローンと同じように重要なスマートファクターに思います。ス マートスマートというとなんでも頭が良くないといけないみたいですが、恥を恐れず言え ばスマート・コミュニティかなと思っています。

すでにある、暗黙的にgit的なスマートシティとして表出している例として僕が中華街が あるかと思います。記号として中華街が中国から色々な理由でブランチして、それが例え ば横浜の場合日中戦争を乗り越えて生き残っているのがすごい興味深く、中華街というOS があるならば、どんなパッチが当たっていき、バージョンが変更していったかをみていき たいと思っています。先の街の成長の仕方があると、ジェイン・ジェイコブスの言ってる ことがようやく深まるというか、総体としての評価が上がるものと思います。

民主プロセスとして

では集団合議としてどのような仕組みに着目しているかというと、個別の政策とそれの集 合である代議員との差が無い民主プロセスとして、どこかしこで言われているリキッドデ モクラシーに注目しています。一言でいうと、直接民主と間接民主制を包含した投票のシ ステムで、自分の票を分割することで、直接的な政策とい間接的に代議員に委任すること ができる仕組みのことです。

スマートニュースの鈴木さんが「なめらかな社会とその敵」で十年前に提唱したりしてる やつと一緒です。メカニカルに面白い部分もあるのですが、鈴木さんも書いている通り、 矛盾を許容するシステムである所が決め方として新しいんだと理解しております。

トランプの例

このように、Post Truth時代に矛盾と寄り添うシステムが合う気がしていて、インターネッ トに関しても同じようなことが言えるかと思います。 建築に戻ると、今は業界の規範として、どうやってこの矛盾を許容する学問とするかな気 がします。

多分生物都市に一番近いところにいる、

  • 義足で喜んでる人
  • 倫理マシンのプロジェクト(全体主義)

科学という宗教に属しています。 もしかして、「生物都市」でいいのかもしれない。

票の分割に限っていえば、すでに今もそうだろう。投票率が低いのだから、それをあげ たいとも思わないけど。それを根本解決する仕組みではない。

実装そのものはすっごい簡単、このままこんな単純でいいのかはわからない、分散してし まうのもダメだと思う。

仮になめらかを選択できる、なめらかな社会としても必ずしも、多様な価値観を許容する 社会を確約するものでもない。理想論を展開してるけど、それがいいかどうかなんてわか らないよ。結構AIと人間のスーパーハイブリットになればいい、スーパー将棋のような。

中央OKOK、リベラルバカのおかげでトランプ勝った、 トランプいいよ、でもメキシコに壁はやだ。それを構造的に表明したい。 中国とアメリカの政治体制はすごっく似ている、官僚もホワイトハウスの腕力について羨 んでいる。中国は一党独裁だけど、そのすぐ下はすっごいフラット。

若林さんと話した、自分の価値を後ろに投げるのがいいのでは?

お母さんの指標化、個々人としては不幸になるかもしれない、全体としての演算能力をあ げてるからOK?ホモ・サピエンス?

僕が鈴木さんの考え方を推したい一つの点は、それぞれがが独立していない多数の評価軸 を持てることだと思う。ばかっぽいんですか、僕は、単曲でもアルバム単位でも、アーティ ストでも、ジャンルでも音楽を聴ける自由度があっていいと思う。