https://www.dumbcity.jp/smart_enough_city
まとめ
1 スマートシティ
ー テックゴーグルサイクル
規範 > アーキテクチャ > 規範、法規
- 適切なイントプットを与えられた技術システムを操作することでアルゴリズム的に導き出すことができ、そして公共政策の中へ、歪むことなくコード化できるという主張にほかならない。
2 住みやすい都市
- 自動運転
- 自動車社会 (高速道路インフラ、渋滞なくす)
- 信号 「MIT センサブルシティラボ」
- トロント市
- オハイオ州コロンバス市 インサイト 2050 イーストン
- サービスの集約化
3 民主的な都市
- ニューイングランド地方 6000 人未満だと財政もふくめて直接投票する。
- [311 アプリ]
- 政治に効率性を求めてる?
- 民主的な参加をしめすのって PV 数っていいの?
- 「たのしく」したしたほうがいいのでは?
- Paticipatory Budgeting
4 公正な都市
- 機械学習
- gmail
- false positives
- PredPol
- バイアス問題
- それはそもそも刑事的に解決すべきなのかどうか?
- ジョンソン郡
- 社会保証プログラムに使う
5 責任ある都市
- link NYC
- ラベリング
- 格差の自動化 「automating inequity」
- open data
- シカゴ市
- 監視監察室
- ガイドライン
6 革新的な都市
- レジオネラ症
- 冷却塔
- データにあらわれる縦割り
- 「データ・ドリル」
- DataSF (行政の人たちにデータの重要性や確保の仕方を教えている…)
- HSD -> 社会サービスの集約化
スマート・イナフ・シティ
- sidewalks lab tronto
- ハイモダン
- コルビジェ批判
- 単純化された問題を解決するのではなく、複雑な問題に取り組む事
- テクノロジーに合せて目標や価値観を決めるのではなく、社会のニーズに答え、政策を進めるためにテクノロジーを導入する事
- 革新的なテクノロジーよりも、革新的な政策・プログラム改革を優先させる事
批判的工学主義 (藤村 2014) との比較
『批判的工学主義の 建築 』(藤村, 龍至, 2014)
ソーシャルアーキテクチャを めざして
おさらい
1920 年代 -> 機能主義
-> 無批評な工業化の反運動としてコルビジェなどが乗り越えた。
1970 年代以降 -> 工学主義
-> 無批評な情報化1
- “社会的状況を建築的形式のレベルで批判的に再構成する「非作家的作家性」というべき作家性を引き出し、新しい設計組織像を描く”
- 新たな集団創作の方法はいかにすれば可能か
SEC との共通点
- 藤村のいう「単純な工学主義」というのがテックゴーグル
- テックゴーグルから逃れるために、第三の道を提言としてまとめている。
- 単純化された問題を解決するのではなく、複雑な問題に取り組む事
- テクノロジーに合せて目標や価値観を決めるのではなく、社会のニーズに答え、政策を進めるためにテクノロジーを導入する事
- 革新的なテクノロジーよりも、革新的な政策・プログラム改革を優先させる事
- 設計組織だったり行政の組織的改革への言及
- データドリル(データの防災訓練:災害時の意思決定機構のチェック)
- 『調達』『入札』の合理化
- 行政官の教育
- 民主的 な決定プロセスを模索
SEC との違い
- 両者の目的 / Role
- Green は「作家性」には無差別
- Green はイデオロギーにたいする手法論は展開していない
Green はコルビジェの都市に対する姿勢をテックゴーグル(単純工学主義、神の視点)だと
(建築界は反論するでしょうが (Rowe, Colin and Koetter, Fred, 1984)、一般はそこまで追わないだろうな。)
- ベンサムのパノプティコン的な相互監視社会の視点の有無、個人データ
- テックゴーグルサイクル -> ポジティブフィードバック
- 技術的介入が市民生活への作用に対する説明に裂いている。
日本の都市計画学とスマートシティ政策の乖離
- 都市計画は“蚊帳の外”なのか?
- 蚊帳の範囲
- 経産省と国交省?
- 何故?
- 解決策?
- 市民参加 (ジェイコブズ法)
- 教育
- 蚊帳の範囲
- テクノクラートによる無批判な技術的介入は、磯崎なども批判の対象としている。
- バロセロナ市 予算配分
Rowe, Colin and Koetter, Fred (1984). Collage city, MIT press.
藤村, 龍至 (2014). 批判的工学主義の建築 : ソーシャル・アーキテクチャをめざして, NTT出版.
Footnotes:
1
設計に関わる情報が DB に蓄積され、それによって直接建築が生成されている状態